Diary
沖縄滞在日記

Welcome Party in 宮古島!

記:前田彬

こんにちは、今回の日記の執筆を担当します、琉球大学大学院生の前田彬です。私自身もアーティストとして活動中で、今回はノーラさんの通訳としてプロジェクトに参加しています。英語の日記も執筆しているので、そちらの方もよろしくお願いします。

photo:山城知佳子

7月3日、那覇空港で初めてノーラと会った。彼女はとてもハツラツとした、明るい笑顔の持ち主だった。

今日からの1週間は、宮古でレジデンシ―が行われる。宮古では友利にあるエコハウスと呼ばれる場所でこの一週間を過ごす。

夕方になると、地元の方々がノーラへのウェルカム・パーティーを開く準備をするために、続々とエコハウスに集まってきた。地元の女性たちがベジタリアンであるノーラのために、地元のオーガニック野菜を使った料理を沢山用意してくれた。伝統的な料理から、趣向を凝らした創作料理まで、見ているだけで楽しくなるものばかりで、味ももちろんとても美味しかった。その味からは、宮古の皆様がノーラやクルーの私達を優しく全力で歓迎してくれている事が伝わってきた。ノーラも終始、笑顔で美味しそうにその料理を食べていた。

photo:山城知佳子

パーティが始まると、地元の民謡歌手である与那城美和さんがミニコンサートを開いてくれた。与那城さんが歌い始めると最初は笑顔で聞いていたノーラがとてもリラックスした表情をし始めた。後で話を聞いてみると、沖縄の喉を使う歌唱方法(高音を出す時に喉を締める歌い方)は、実は彼女の母国ジンバブエのそれと非常に似ているらしい。実際に彼女が少しジンバブエの歌を歌ってくれたが確かに似ていた。コンサートの最中に与那城さんがノーラと共に民謡を歌うシーンがあったのだが、彼女は見事な、あたかもこの音楽を以前から知っていたかのような素敵な歌声を披露してくれた。沖縄の民謡、それは彼女にとって聞いたこともない、異国の新鮮な音楽ではなく、彼女に母国を彷彿とさせ、懐かしさと安心感を与えるものだったのかもしれない。

photo:山城知佳子

ノーラが民謡を聞いている時に、私にはもう一つ気になる事があった。それは彼女の手拍子のタイミング。彼女は我々地元の人が手拍子打つ間に細かく手拍子を入れてリズムをとっていた。これについても後から聞いてみると、彼女はこう言った。「私には、私の知っている世界と音楽がある。そして私は知らない世界と音楽に出会った時、それを理解するために私の知っている世界を通してそれと対話する。」アフリカ人として生まれた彼女には、生まれた時から背負っている彼女のルーツとなる血が流れている。初めて出会う文化と向き合う時、彼女は自分をゼロにしてそれを吸収していくのではなく、あくまでアフリカ人そしてノーラ個人の世界を通してそれを噛み砕き、解釈しているようだ。

パーティの後半では宮古のクイチャーを全員で踊った。彼女は子供のような笑顔でアフリカの踊りのように腰を使いながらクイチャーを踊っていた。

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